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免許証の返納はどうやるの?目安の年齢や免許返納によるメリットと注意点

2024.03.15

【シニアカーのエキスパート!シンエンス監修】免許返納をすることはデメリットばかりではなく実はメリットが多いことをご存じですか?

免許を返納してしまうと、自動車の運転ができなくなったり身分証として使えなくなるため不便だったり不安に思うかもしれません。

ですが自主的な免許返納によって特典が得られたり、車のメンテナンス費や運転することの不安から解放されるでしょう。

この記事では免許証を返納する年齢の目安は何歳くらいからか、手続き方法やメリットなどを中心に解説していきます。

運転免許証は何歳で返納すべき?

運転免許証は返納すべき?

運転免許証は何歳になったら返納すべきでしょうか。

結論からいえば、運転免許証の返納については、個々人の状況に応じて判断する必要があります。

免許返納に年齢制限などはなく、運転をしなくなっても必ずしも返納しなくてはいけないわけではありません。

免許返納を考えるのは、生活環境の変化などで車の運転を必要としなくなった時や、加齢に伴う身体機能の低下などで運転に不安を感じるようになった時でしょう。

近年高齢者による交通事故のニュースを見るたびに、運転免許証を返納すべきかどうか悩んでいる人も多いと思います。

高齢者の場合、65歳以上から75歳くらいに返納する方が多い傾向です。自主的に免許を返納することで、交通事故のリスクを減らすことが期待できます。

また、免許を返納をした場合、地域の自治体から様々なサポートを受けられるケースもあるでしょう。

あわせて読みたい記事:「高齢者の交通事故は増えている?高齢ドライバーの事故原因や安全運転の対策

運転免許証を返納を考えるべきタイミングとは?

運転免許証の返納を考えるべきタイミングは以下を基準に選択しましょう。

①:年齢
②:注意力
③:運転能力
④:身体能力
⑤:乗車頻度

日常生活で車が欠かせない環境にいる人や、運転自体を趣味として楽しんでいる人もいます。そのため、自動車免許の返納のタイミングに関しては、さまざまな意見が存在します。

免許返納の是非は、その人の生活環境や健康状態、趣味や価値観を総合的に考慮して決定することが重要です。

ここからは免許返納のタイミング詳しく解説していきます。

【①:年齢】免許返納に年齢制限はない

※運転免許統計 令和4年版 警察庁交通局運転免許課資料を元にシンエンス作成

運転免許証の返納に年齢制限はありません

生活環境が変化し、運転の必要がないと判断すればいつでも返納は可能です。必ずしも高齢者が返納するというわけではなく、誰もが返納可能なのです。

警察庁交通局運転免許課が発表した運転免許統計 令和4年版を見ると、実際に自主的に免許返納をした人の年齢はだいたい65歳以上から75歳以上くらいまでの年齢層が多くなっています。

免許を返納した後に「やっぱり運転がしたくなった……」という場合でも、免許返納の取り消しはできません。

返納後、再度運転したい場合は運転免許証を再取得することになり、適正試験や学科試験、実技試験に合格しなければならず、もちろん講習費用や受検の手数料はかかります。

再取得にかかる費用や時間を考慮し、本当に返納してもよいのかをよく検討してから返納しましょう。

【②:注意力】注意力散漫の指摘集中力が衰えてきたと感じた時

家族から、「最近、運転大丈夫?」などと注意力散漫の指摘がある場合や、自分でも集中力が衰えてきたと感じはじめた場合は、免許返納を考えましょう

集中力が衰えてしまうことは、加齢とともに誰にでも起こりえることです。

まだまだ自分は大丈夫などと過信せず、免許返納について考えてみてください。

【③:運転能力】運転中のミスが増えてきた時

運転中のミスが増えてきたなと感じた時も、免許返納を考えるタイミングです。

ウインカーの出し忘れやミラーの確認漏れ、大きなミスではアクセルとブレーキの踏み間違えなどの危険運転があります。

ちょっとしたミスで大きな事故に繋がることもあり、自分や相手も命を奪ってしまうこともありえるでしょう。

悲しい事故を起こさないためにも、このような運転中のミスが気になりはじめたら、免許返納を考えなければなりませんね。

【④:身体能力】視力や反射能力などが衰えてきたと感じた時

視力や反射能力などの身体能力が衰えてきたと感じた時も免許返納を考えるタイミングかもしれません。

身体能力として認知機能の衰えの不安が出てくる場合もあります。

視力や反射能力は自分でわかるものですが、認知機能の衰えは自分では気づきにくい部分もあるので、家族に相談してみるのもよいでしょう。

【⑤:乗車頻度】車に乗る機会が減ってきたタイミング

身体に変化が感じられなくても、実際に車に乗る機会が減ってきたタイミングで免許返納を考えるのもよいでしょう。

家族が車に乗るようになったり、交通の便が良い駅の近くに引っ越しをしたりと生活環境が変化することで、車を運転することなく生活ができる状況になることがあります。

そんな時は免許返納を考えるタイミングです。

運転も、しばらくしていないと久しぶりに運転すると少し怖く感じることもありますね。「車に乗らなくても困らないかも……」と思ったら、免許返納を考えてみてください。

全く運転せずに身分証明書代わりに使用していた人は、自主返納し「運転経歴証明書」を取得してください。

平成24年4月1日以降に交付された運転経歴証明書は身分証明や本人確認書類になります

あわせて読みたい記事:「運転経歴証明書とは?メリットや申請方法、再交付方法まとめ

運転免許証の返納によるメリット

運転免許証の返納によるメリット

ここからは、運転免許証を返納することで実際に免許返納により得られるメリットを紹介します。

自動車事故をおこす心配がなくなる

免許返納を考えるいちばんの要因はやはり事故のリスクでしょう。

加齢により、運転能力や身体能力に衰えを感じ始めた時に、万が一大きな事故を起こしてしまったらと不安になります。免許を返納することによって、自ら事故を起こしてしまうリスクはなくなります。

公共交通機関を使用して自動車事故のリスクを無くしましょう。

自動車の維持費がかからなくなる

マイカーを所有している人は、免許返納することで車は必要なくなります。

車の維持費がかからなくなるのは大きなメリットといえるでしょう。駐車場代、自動車税、ガソリン代や車検などの定期点検に加え、メンテナンス費用や保険代など、車を1台所有するにはかなりの維持費がかかります。

また、持っている車を売却することで利益が得られるかもしれません。

自主返納をすることでさまざまなエリアで特典が得られる

運転免許証を自主返納した65歳以上の人が、マイカーに依存することなく移動ができて充実した生活を続けられるように、自治体や事業者等によるさまざまな支援が行われています。

【特典例】
・電車やバス、タクシーなどの割引
・引っ越し費用の割引
・自転車やシニアカーなどの割引

シニアカーの専門店「げんき工房(げんき工房埼玉戸田店)」では、運転経歴証明書の提示で電動カート購入特典があります。

電動カート・電動車いすを新車でご購入いただいた方には、7,710円から最大34,770円のお値引きをしております。

(※全国送料無料です。たくさんの種類を取り揃えており、ご要望にあわせて最適な商品を案内します。)

運転免許証を返納する方法

運転免許証を返納する方法は簡単です。

お住まいの免許センターもしくは警察署で手続きができます。

免許返納と同時に運転経歴証明書を発行しておくとよいでしょう。運転経歴証明書を発行してもらうことで、身分証明書代わりになったり、自治体の特典などが受けられます。

郵送による自主返納の申請ができる地域もあります。(※運転経歴証明書の発行は不可)

申請する地域によって手続き方法に違いがあるため、詳細は各都道府県警察の運転免許センターで確認してください。

都道府県警察本部リンク

一定の条件下では代理人申請も可能

病気などの事情があって、自分の代わりにご家族や福祉関係の職員の方に代理人として返納手続きをしてもらいたい場合もあるでしょう。

原則本人が申請手続きを行う必要がありますが、一定の条件のもと、免許返納は代理人による申請も可能です。

代理人が申請する場合の必要な書類は以下の通り。

・委任状及び誓約書
・代理人の身分証明書
・申請者と代理人の関係を確認できる書類
・申請用写真(運転経歴証明書発行用)
・手数料1,100円(運転経歴証明書発行の場合)

申請する地域によって手続き方法に違いがあるため、詳細は各都道府県警察の運転免許センターで確認してください。

都道府県警察本部リンク

【注意】運転免許証の自主返納ができない人もい

次の人は運転免許証の自主返納ができません。

・免許の取り消しや停止処分などの対象になっている人
・初心運転者講習の対象になっている人
・免許停止処分期間中の人
・運転免許証の有効期限が切れている人

 など

以上の人は自主返納はできないので注意が必要です。

お住まいの都道府県によっても自主返納ができない基準が、それぞれ設けられている場合があります。自主返納について不明点がある場合は、各自お住まいの運転免許センターにお問い合わせください。


都道府県警察本部リンク

運転経歴証明書もあわせて申請しよう

免許証を返納したら、運転経歴証明書もあわせて申請しましょう。

さまざまな特典を受ける時に、運転経歴証明書の提示が必要となる場合が多いです。

運転経歴証明書をいちど発行しておくと、住所などの情報に変更がない限り運転免許証の代わりに公的な身分証明書や本人確認書類として生涯使い続けることができます

運転経歴証明書について詳しく知りたい人は、「運転経歴証明書とは?メリットや申請方法、再交付方法まとめ」をあわせてご覧ください。

シニアカーなら免許証の返納後も使える!

免許証を返納後は、シニアカー(電動カート)の利用を考えてみてはいかかでしょうか。

シニアカーは、免許不要で運転ができる電動車いすの一つです。

マイカーという移動手段を失った後も、自分で気軽にお出かけができるシニアカーは年々利用者が増えていて需要のある乗り物です。

高齢者の交通安全の推進を図るため、シニアカーの購入の補助がある地域もあります。
シニアカーの専門店「げんき工房」では、無料で試乗体験ができます。全国各地に12店舗あるのでお近くの店舗にぜひお気軽にお問い合わせください。

シニアカーとあわせて使いたい見守りGPS「モニスタ」

シニアカーを利用する際、安心・安全面が気になるところです。

そんな時は、本人もご家族も安心してシニアカーを利用するための外出を見守るGPSを使ったモニタリングシステム「モニスタ」がおすすめ。

シニアカーを使う機会が増えた、外出している高齢者の居場所が気になるなど、シニアカーをより安心・安全に利用したい方は、ぜひモニスタを活用してみてください。

「モニスタ」のGPS見守りサービスがあれば、ご本人の居場所だけでなく、外出状況やお出かけの変化・安全運転状況などが把握できて、もしものときも安心です。シニアカーの消耗部品の交換目安も教えてくれるので、突然の故障なども防げます。

シニアカーのご利用を考えている方は「モニスタ」までお気軽にお問い合わせください。

まとめ:運転免許証の返納はメリットたくさん

運転免許証を返納することは、車での移動手段を失うことになるのでマイナスなイメージがあります。

しかし、実はたくさんのメリットがあることをご理解いただけたでしょうか。

マイカーでの移動ができなくなるので、シニアカーなどの移動手段を検討してみるのもひとつです。

シンエンスでは、GPSを使ったシニアカー・電動車いす用のモニタリングシステム「モニスタ」を提供しています。

モニスタは、車両に搭載されたデバイスが走行中の電動車いすを常時モニタリングし、日々の使用状況や現在地・消耗品の交換時期などをリアルタイムでお知らせしてくれるサービスです。

ぜひこの機会にモニスタを導入し、ご利用者もご家族も安心してシニアカーを利用してみませんか?

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